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書籍紹介 矢野悟道 編 『日本の植生 侵略と撹乱の生態学』

現在の「里山イメージ」が、どうやら最近生み出されたもののようだと
思うきっかけになった本。

たしか大学院の修士1年のころに、専門分野ではなかったのに
なんとなく購入した記憶がある。

【現代的茅場イメージ】
現代的茅場イメージ

本書の中の記述として、
「わが国の山地には、古くから伝統的な農耕形態としての焼畑が
20万町歩をはるかにこえておこなわれていた」(p40)
であるとか、
「里山では(中略)人口の増大とともに、薪炭の使用量は増えてきたので、
里山の地力が低下して、やせ地に強いアカマツ林が多くなり、
さらにはげ山になってしまうほど激しい利用がなされることもあった」(p76)
など、それまで考えていた里山の姿とは
かけ離れたことが書かれていて、衝撃を受けた。

このあと、小椋純一の著書を大学院の図書館で見つけ、
その衝撃は確信に変わった。

古臭い体裁のわりに、1988年が初版の比較的新しい本。
専門書なので言葉などがむずかしいところもあるが、
里山のことを調べたいと思っているひとにとっては必読だ。

■矢野悟道 編 (1988)『日本の植生 侵略と撹乱の生態学』 東海大学出版会
 

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