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秋の七草と里山の健康

というタイトルで、先日、東北大学湯本分室で講演をした。

秋の七草というと、
ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ
である。

このうち、カワラナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの4種は、
都道府県によっては絶滅危惧種にしていされ、減少傾向にある。

しかし山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んだころ、
これらの植物はいまよりずっと人々の暮らしに身近であったに違いない。

【オミナエシ Patrinia scabiosifolia Fisch. ex Trevir.】
盆花取り

秋の七草は、いずれも林縁や草原など、開けた環境に生育する。

まったくの手付かずの環境で、開けた場所というのは
海岸近くや山地の稜線上の風衝地、あるいは
火山活動や土砂災害によって裸地となった場所など、
非常に限られる。

しかしかつて、万葉の時代には、こうした開けた環境が
人里近くにたくさんあったはずである。
それは自然にできたのではなく、人間の活動によって生み出された、
いまでいう「里山」の環境である。

そうした開けた環境は、昭和30年代までは日本の各地にあった。
しかしそれ以後、森林資源の利用が衰退し、
開けた環境が維持されず、植生遷移が進んできている。

それとともに、秋の七草も人々のくらしから遠い存在になってしまった。

さて、どうすれば秋の七草の減少を止められるだろう?

参考HP:
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2009年8月21日).

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